KIKUIMO?菊芋とは

菊芋(きくいも)って何?

 菊芋は北米原産のキク科ヒマワリ属の多年草で、秋に黄色の花を咲かせ、地下の茎の部分が膨らんだ塊茎(かいけい)を食用とします。日本には江戸末期に伝わり、凶作に備える作物として普及しました。  菊芋には芋の主成分とされるデンプンがほとんど含まれておらず、低糖質・低カロリーであることから糖質制限やダイエットに適した野菜として、注目が高まっています。  生で食べると、「レンコン」のようなシャキシャキした歯ごたえでクセがないのが特徴です。

菊芋のはたらき

 血糖値を下げる効き目があるといわれ、天然のインスリンと呼ばれる多糖類『イヌリン』が豊富に含まれています。  山形新聞(H28.4.21)にて、長井市産の菊芋が国内の他産地に比べて『イヌリン』の含有率が高いことが紹介されました。

菊芋の保存方法

●土をつけたまま冷蔵・・・表面を水洗いしてしまうと日持ちが悪くなります。 ●乾燥させて保存・・・・・スライサー等でスライスし、水にさらし(3分)、それをザル等に広げて天日干し(2~3日)をします。十分乾燥したら、密封し冷暗所で保存します。 

 菊芋は「ジャガイモ」のように、常温で保存をしておくと芽が出てきてます。芽が出てきてしまうと菊芋に含まれるイヌリン等の栄養素が損なわれてしまいますので、旬のうちに新鮮な状態を保ちましょう。  また、菊芋を選ぶときは、大きくて丸く、実が硬い菊芋を選びましょう。