FURUSATO菊芋のふるさと
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菊芋と長井
菊芋の調理で最も有名なのは、山形名物“おみ漬”です。 おみ漬は、最上川舟運時代に「三方よし」の商いをする近江商人が「もったいない」精神から考案したと言われています。 飽食の時代、今でこそ菊芋は雑草のように扱われていますが、米沢藩主・上杉鷹山が「かてもの」において、身近なものを資源とし、危機に備える精神を示したように、この地域には山野草を食べる食文化が今でも残っています。 「草木塔」に見られるように、草や木に対してさえ、自然に対する畏敬と優しさが残るこの土地で、無化学肥料で育てられた菊芋は、目立たないけれど働き者の長井の新たな特産物です。
軟水の都
日本の水の多くは軟水ですが、山形県長井市の水は、硬度20と〝超"軟水です。蛇口をひねると40メートル以上の深井戸から取水している100%天然地下水が出てきます。このおいしい水道水を『山紫水明の郷 長井花のしずく』という商品名で販売もしています。 朝日山系の山々により自然ろ過された口当たりの良い軟水がはぐくんだ、長井の菊芋は究極の逸品です。
作り手の想い
5月中旬に作付し、9月下旬には菊に似た黄色の花を咲かせる頃には、3メートルもの背丈になっている菊芋。その間は、除草剤や化学肥料を使わず、草刈りを3~4回行い、菊芋に十分な日光を届けるとともに、風通しがいいように管理を行っています。 収穫から洗浄・選別・低温乾燥・粉砕・殺菌・包装まで、徹底した管理のもとでこだわりを持って仕上げています。